300番台は老朽化したキハ28・58の置き換え用として、1999年に登場した。2扉・セミクロスシートの基本構成は従来番台と同等であるが、車体はステンレス製(前面のみ鋼製)で幅と高さがそれぞれ拡大されている。帯はキハ75形や313系と同じオレンジ色が幕板と腰板に入っている。車内にはトイレが設置された他、蛍光灯は2列配置に、座席には枕カバーを掛けている。
また主要機器ではエンジンが同社標準のカミンズ社製350PSに、台車はキハ75形と同等のものを採用している。エンジンや変速の制御はコンピュータ制御としており、変速機切替時の衝動が大きく低減された。
6両が伊勢区に配置され、トイレの無い0・100番台と組んで紀勢線多気~新宮間の長距離運用を中心に充当された。2015年からキハ25形の投入が進み0・100番台が廃車になって以降は、従来入線の少なかった名松線での運用が中心となった。また301・302については東海交通事業城北線の200番台を置き換えるため2015年に同社に譲渡している。なお伊勢区に残った4両は、同区自体が2016年春に閉鎖されたことから現在は名古屋区所属となっている。
100番台 |
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未撮影です[東海交通事業に移籍] |
301 |
写真は東海交通事業に移籍・塗装変更後の姿 |
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未撮影です |
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