キハ25形

キハ25形は、2011年に登場した一般形気動車である。2011年に武豊線向けとして登場した0番代[1次車]と、地方線区向けとして2014年に登場した1000・1500番代[2次車]に大別される。

 

【車体・車内】

車体は313系に準拠したステンレス製(前面は鋼製)で、0番代はビート付きステンレスで扉間の窓は5分割されている一方、1000・1500番代はビートレスで扉間窓は変則4分割(313系3000番代と同様)である。前面も313系同等であるが、貫通扉上の前照灯は省略されているほか1000・1500番代では運転台上の行先表示器を省略(車掌台側に種別・行先共表示)している。扉は高さの低いホームに合わせてステップを取り付けることが出来るが、0番代は美濃太田区に転属するまで電車用ホームの高さに合わせたスペーサーを取り付けた状態で用いられた。各グループとも東海道線東京方がトイレ付き、神戸方がトイレなしで後者は車番が+100されている。
車内は0番代が扉間転換クロスシート(313系1300番代と同等)、1000・1500番代はオールロングシート(同2300番代と同等)である。2次車では照明を全てLEDとしている。

【主要機器】

エンジンはカミンズ製、1両1基搭載で出力は520PSだが通常は450PSで使用する。なお最高速度は110km/hであり、1次車の武豊線投入に際しては名古屋直通列車が最高速度が120km/hのキハ75形との混用となるため、ダイヤを本形式に合わせる変更を行った。ブレーキは電気指令式である。なお本形式は2両1ユニットで編成を組んでおり、単独走行は不可能である。
2次車では東海道新幹線N700Aに搭載された振動検知装置を在来線で初めて搭載したほか、鹿衝撃緩和装置を搭載したためスカート形状も変更されている(寒地向け・暖地向けでも形状を違えている)。

 

【増備と運用の変遷】

0番代は2011年に快速「みえ」増結に際しキハ75形を捻出するため、2連5編成が製造された。ワンマン運転に対応しており、日中の武豊線内折り返し列車および一部の名古屋直通列車に充当された。なお同線は2015年に電化され、本形式は改造のうえ美濃太田区に転属した。

1000番代は美濃太田区のキハ40系およびキハ11形の置き換えのため、2014年から順次導入された。翌年6月には高山線・太多線からキハ11形・キハ40系が全て撤退した。一方紀勢線・参宮線は伊勢区のキハ11形・キハ40系が充当されていたが、伊勢区そのものが廃止されることが決定していたため置き換え用の本形式は名古屋車両区所属とされた。2015年8月に1000番代4編成が投入され、以降は暖地向け1500番代が投入され2016年3月にはキハ11形300番代を除いて本形式に統一された。

現在は美濃太田区に0番代5編成と1000番代8編成が、名古屋車両区に1000番代4編成と1500番代14編成が配置されている。前者は高山線岐阜~猪谷と太多線で、後者は紀勢線亀山~新宮と参宮線で使用されている。

※編成番号に下線があるものは1両ごとの写真を掲載しています

0番代(美濃太田区 P1~P5)

P1

P1編成

P2

P2編成

P3

P3編成

P4_2

P4編成

P5_2

P5編成

1000番代(美濃太田区 P101~P108/名古屋車両区 M1~M4)

P101

P101編成

P102

P102編成

P103

P103編成

未撮影です

P104編成

P105

P105編成

P106

P106編成

P107

P107編成

未撮影です

P108編成

M1

M1編成

未撮影です

M2編成

未撮影です

M3編成

M4

M4編成

1500番代(名古屋車両区 M101~M114)

M101~M104は未撮影

M105

M105編成

M106・M107は未撮影

M108

M108編成

未撮影です

M109編成

M110

M110編成

M111

M111編成

M112

M112編成

M113・M114は未撮影

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