313系

313系は、1999年に登場した近郊型電車である。JR東海の電化路線すべてで運用できるよう、寸法は最も厳しい身延線に合わせているほか、投入線区に応じて車内設備はロングシート・ボックスシート・クロスシートを組み合わせて、必要に応じワンマン運転の設備も搭載する。またどのような編成でもMT比を1:1にするため0.5Mの電動車を設定しているほか、霜取りパンタや発電ブレーキの有無なども変更できる。
編成両数や車内の仕様により大きく分け4タイプ・187両が運用を開始したが、2006年からは種別・行先表示のLED化や前照灯のLED・HID化、トイレの大型化などを行った3次車が一気に204両投入され、名古屋地区・静岡地区の113・115系が全廃された。このとき新たに全て転換クロスシートの東海道線向け5000番代や、全てロングシートの静岡地区向け2000番代が登場している。2010年から優先席を明示するなどの変更を加えた4次車が登場、117系・119系を置き換えた。更に2015年春の武豊線電化に合わせて、車内灯をLEDにした5次車が製造されている。

現在は539両が在籍、JR東海の電車の過半数を占める形式となっている。前述の通り長期間に亘って製造されたこと、また投入線区の事情に合わせて編成両数や各種設備を作り分けたことから、以下の通り多くの番代区分が生まれている。

※以下のリスト中「転換」は扉横と車端が固定座席、「扉間転換」は扉横が固定座席・車端はロングシートであることを示します またはワンマン対応車です

東海道線(大垣区)

0番代<1次車>
4連・転換

5000番代<3・4次車>
6連・全転換

300番代<1次車>
2連・転換

5300番代<4次車>
2連・全転換

1100番代<4・5次車>
4連・扉間転換

1500・1600番代<1/3次車>
3連・扉間転換

1700番代<3次車>
3連・扉間転換[飯田線]

3000番代<1次車>
2連・ボックスシート[飯田線]

中央線・関西線(神領区)

1000・1100番代<1/3・4次車>
4連・扉間転換

 

 

1300番代<4次車>
2連・扉間転換

1300番代<4・5次車>
2連・扉間転換

東海道線(静岡区)
3000・8000番代以外は3次車

2300・2350番代
2連・ロング

3000・3100番代
2連・ボックスシート

2500番代
3連・ロング

2600番代
3連・ロング(発電ブレーキ付き)

8000番代<1・2次車>
3連・扉間全転換・車端ボックス

 

 

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