3000系

3000系は、2008年の中之島線開通に合わせて登場した形式である。3扉・扉間転換クロスシートの構成は京阪初で、「CONFORT SALOON」の副称がある。

 車体はアルミ製で、塗装は濃い青と白のツートンとなっており、塗り分け線に銀のラインを引いている。車内の座席配置との兼ね合いから3扉車では1650形以来となる戸袋窓が存在する。。パンタグラフは京阪本線系統でははじめてのシングルアーム式を採用している。

 車内は扉間2+1配置の転換クロスシートを、車端部は運転台直後を除きロングシートとしている。最大の特徴は座席表地に東レ製の人造皮革「エクセーヌ」を採用していることで、これは鉄道車両で初めての採用である。2+1のクロスシート配置は立席スペースを確保することが目的で、座席配置の都合上ドア付近に立席スペースを設けられなかった分を補っている。車内情報案内機は京阪で初めてLCDを採用した。車両間の貫通扉は自動扉になっている。なお車内の詳細はこちらのページをご覧いただきたい。

これらの点が評価され、2009年鉄道友の会のローレル賞を受賞した。これは通勤車6000系に次ぐ快挙である。また、同じ年に「グッドデザイン賞」を中之島線各駅とともに受賞している。


8連6本が在籍しており、当初は主に中之島線~本線の快速急行で活躍していた。しかし中之島線の需要が伸び悩んだため、2011年のダイヤ改正では基本ダイヤから中之島~出町柳の快速急行が消滅。以降本形式は特急中心の運用に変更されている。
なお2017年には前面貫通扉に液晶式の表示機を設置、特急運用時には鳩マークを表示する。また快速特急「洛楽」運用の際は、液晶表示と共に両側の窓下に設けられた灯具も点灯させる。

 

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