N1000形は、2007年に登場した東山線用の車両である。老朽化しつつある5000形を置き換えるために登場した。
車体は日本車両製でステンレス車体の「日車ブロック工法」を名古屋市営地下鉄では初めて採用した。前面は全面をブラックアウトしている。行先表示器にはこれも初となるLED式。車内は1人当たり460mmの片持ち式座席が扉間で6人分、車端は3人分設けられている。情報案内装置は2010年度製造のN1104HまではLED式であったが、2012年製造のN1105Hからは液晶ディスプレイ(ハッチービジョン)となった。
制御装置は5050形に続きVVVFインバータ制御だが、IGBT素子によるものとなっている。ブレーキは電気指令式。台車はボルスタレス式、軸箱支持方式は円筒積層ゴム式である。
第1編成は2007年に製造され、翌年3月から営業運転に入った。第2・3編成は2009年の製造、続く第4編成は2010年の製造である。2012年度には5000形を置き換えるべく第5編成から第10編成までの6本が一挙に製造され、その後も2013年度・2014年度とも5編成ずつ製造された。第5編成以降は当初からホームドア設置に対応しATOを設置している。2015年度までに21編成が製造され、5050形と共に東山線で使用されている。
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↑2014年「マナーアップトレイン」 |
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