N3000形は、2011年に登場した鶴舞線用の車両である。老朽化しつつある3000形を置き換えるために登場した。
【車体・車内】
車体は第1編成が日立製でアルミ車体の「A-train」と呼ばれる工法であるのに対し、2012年に登場した第2編成以降は日本車両製でステンレス車体の日車ブロック工法を採用している。コスト低減のために製造会社による差異を認めている例は各社で見られるが、材質が異なるという例はあまり見られない。外観は双方極力近づける努力はしているようだが、前面を中心に印象は異なる。帯は東山線N1000形に続き幕板にも入れている。行先表示器には名古屋市営地下鉄で初めてフルカラーLEDを採用した。車内は両者とも1人当たり460mmの座席と液晶ディスプレイ(ハッチービジョン)による情報案内装置を備えている。
【主要機器】
3050形に続き3M3TのMT同数編成であるが、両先頭車とも制御車としている点が異なる。使用機器は前年登場の桜通線6050形に準じており、制御装置はIGBT素子を用いたVVVFインバーター、主電動機は出力170kWの三相誘導電動機を、台車はモノリンク式のボルスタレス式を用いている。
【増備と運用】
2011年度から概ね毎年1~2編成のペースで増備が進んでおり、第1編成は2012年3月から、第2編成は同年6月から営業運転に入っている。2016年導入車からは車内照明がLED灯に変更されたほか、2020年導入車からは前照灯・運用記号表示がLED式に変更されている。順次3000形の置き換えを進めており、2022年度までに16編成の陣容になる予定である。現在は6連13編成が在籍し、他の形式と区別なく鶴舞線のほか名鉄豊田線や犬山線への直通運用に使用されている。
N3102H |
|
N3103H |
|
N3104H |
|
N3106H |
|
N3107H |
|
未撮影です |
N3109H |
未撮影です |
N3111H |
未撮影です |
N3113H |
最終更新:2021/9/11