長良川鉄道ナガラ300形|FTN trainseat.net

長良川鉄道 ナガラ300形

写真: N307

1998年、第3セクターの長良川鉄道に新たな顔が加わりました。開業時から車両は富士重工製「LE-Car」(富士重工製の軽快気動車の総称)を採用していましたが、これまでとは車体が一変、パノラミックウインドウを採用した近代的な車体になりました。他の会社にも同じ形の車両が納入されているので、比較的よく目にする軽快気動車の形かと思います。一方長良川鉄道のイメージを大きく覆す塗色で登場しており、これにびっくりした方も少なくないんじゃないかと思 います。

長良川鉄道最多数勢力の車両の車内はどのようなものでしょうか。なおナガラ300形には1両だけイベント対応のロングシート車も存在しますが、ここでは一般的なクロスシート車を紹介します。


N3-車内全景

車内全景です。中央にボックスシートの並んだ、レールバスの典型的なスタイルです。

N3-前面

先頭部分です。運転台は半室のものです。一方右側に立つと前面展望が思う存分味わえます。パノラミックウインドウなので眺めは良いかと思います。

N3-運賃表示1N3-運賃表示2

運賃表示機ですが、製造期間の差で2種類存在します。右の方が新しいタイプで、表示も大きく見やすいです。

N3-天井

天井です。中央にカバー付きの照明があり、両脇ところどころに空調吹き出し口があります。照明が少ないのでトンネル内や夜は暗いです…

N3-ドア

ドアです。ステップ付なのは当たり前。ドアそのものは銀色無塗装です。

N3-窓まわり1

座席の前に窓をちょっと見てみます。カーテンは200形の横引きカーテンから4段階にストッパーの付く巻き上げ式となっています。

N3-窓まわり2

窓は開けられます。暖かい日は窓を開けて走行風を楽しむのも一興かと。

N3-窓まわり3

ボックスと来たらテーブルが欲しいですが、それはありません。ただ、窓内側が微妙に張り出していて、物を置くことも出来なくはありません。美濃太田の釜めしなんかは置けませんが、ペットボトル程度なら大丈夫だと思います。

N3-ボックス1N3-ボックス2

さてここからは座席を見ていきましょう。まずはボックスシートから。ボックスピッチは1540mmで、緑色のモケットに若干バケットを意識した座席となっています。

N3-ボックス3

ボックス席では頭の部分にカバーをしていますが、どうやらこのカバーは2種類あるようです。上のボックス席の画像と比べると、光沢などが異なるように見えませんか…?

N3-7人がけロング

ロングシートもあります。バケットを意識した形で、ボックス席と同じく緑のモケットを使っていますが、定員着席を目的としたのか背ずりの色を変えてあります。しかしまあこれ、愛知万博のキャラクターのモリゾーとキッコロみたいですね…

N3-6人掛け

こちらは6人掛け。袖仕切りはパイプですが、肘掛のことも考えてあります。

N3-優先有8人掛け

優先席があるのは8人掛けの4席分。優先席は銀色っぽいモケットです。

N3-2人がけロング

こちらは2人掛け。座席幅はロングシートのどの座席も1人当たり430mmですが、この2人掛けは少し窮屈そうです。

N3-車いすスペース

車いすスペースもあります。この形式ではベルトも設置されました。

N3-運転台

最後に運転台です。ナガラ200形そっくりですが、計器の配置が微妙に異なります。


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