JR東日本 E233系1000番台

写真: ウラ121

2006年に登場しまず中央線の201系を置き換えたE233系。続いて2007年に登場した1000番代は更新のタイミングが近づいていた209系が活躍する京浜東北線向けとなりました。基本的には0番代と同等ですが、外観では前面の帯の入り方が変更されたことが目立つでしょうか。また209系にあった6扉車は無く全車4扉とされましたが、これは209系に比べ広幅車体で定員が増加していることも理由の1つのようです。

2010年までに10連83編成が製造され、209系を置き換えました。現在は京浜東北線の全列車に用いられています。


E23310-車内全景

車内全景です。ラインカラーが青の京浜東北線を意識してか座席モケットは青系で、全面的に暖色系だった中央線の0番代とはまた印象が異なります。一方置き換え対象の209系の登場から15年、大きく変わり映えしないという捉え方も無いではありません…他路線の置き換え対象が国鉄形だったこともあるでしょうか。

E23310-車端部

車端部は車椅子スペースを設けた先頭車の様子をご覧いただきます。座席がある側だけ色が違うのは気のせいではなく、優先席をより明確化するため座席モケットだけでなく床や化粧板、袖仕切まで色を変えているのです。一方通常の車端部は車椅子スペース側のような色合いとなります。

E23310-乗務員室仕切

乗務員室との仕切りです。左から運転士脱出口・窓・仕切戸の構成は209系から変わりませんが、運転台が同系より高い位置にあるため窓から見えるものは前面展望と言うより乗務員室内の様子になります。

E23310-扉

扉は内張があるのと角のある窓が特徴です。0番代にあった半自動扉ボタンは京浜東北線では必要ありませんので省略されており、代わりに乗務員が操作する3/4閉機能が装備されています。

E23310-LCD

情報案内表示器は液晶式、画面が16:9になった点が特徴です。上部には天井に張り付くような格好で広告が掲出されています。

E23310-天井

天井です。中央はラインデリアが所々設置されており、空調吹き出し口、蛍光灯と続きます。

E23310-床

床はベージュ色、座席モケットとの色の相性は何とも微妙な感じです。

E23310-窓

窓は不等2分割で広い方が下降式、カーテンは勿論ありません。

E23310-7人掛け

座席を見ていきましょう。扉間は7人掛け、209系やE231系と同様青系のモケットではありますが、背摺りは柄入り、座面も従来車に比べると明るめな色です。とはいえ座席形状が大きく変わった訳では無し、元々209系が走っていた路線と言うこともあって新鮮さは薄いかもしれません。

E23310-3人掛けE23310-3人掛け優先

車端部は3人掛け。優先席はスタンションポールを黄色くし座席間にも増設しています。

E23310-車椅子スペース

先頭車には車椅子スペースを設置。握り棒とヒーター、非常通報装置が備わっています。

E23310-4人掛け

乗務員室を大きく取った関係で生まれた先頭車の4人掛け。これとホームドアとの兼ね合いで、線路を共用することがある山手線E231系では不思議な扉配置の車両が登場することとなりました。


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最終更新:2018/7/14

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