京阪13000系|FTN trainseat.net

京阪13000系

写真: 1300213023

2012年、宇治線の2600系置き換え用に登場したのが13000系です。2008年ごろから中之島線開通に伴う新たなデザイン戦略が始動、それに基づき製造された3扉転換クロスシートの3000系は従来とは一線を画したデザインで登場しました。形式名を見ただけでピンと来た方もいらっしゃるかもしれません、13000系は交野線用の通勤車10000系と2008年の新車3000系を基にして作られた車両なのです。4連5本が宇治線の2600系を全て追い出した後、2014年には4連1本と7連2本が登場。後に登場したグループは一部仕様が異なっているようですが、ここでは2012年に登場したグループを紹介します。


写真: 130-車内全景

車内全景です。黒系の濃い色が目立つ中、座面や吊革の抹茶色、背摺りなどのオレンジが映えます。3扉・ロングシートの構成です。

写真: 130-車端部

車端部です。どういう訳か2600系以来長らく省略されていた妻窓が復活しました。貫通扉は10000系と同じ窓と取っ手の天地寸法が大きい物ですが、扉部を黒にすることでアクセントとしています。

写真: 130-乗務員室仕切

乗務員室との仕切りです。側面窓以上に大きく取られたガラス部分が特徴的です。

写真: 130-扉

扉です。3000系に引き続き黒系(墨色)の化粧板を用いていますが、引き込まれ防止のために端部にオレンジ色の線を引いて注意喚起をしています。

写真: 130-LCDモニタ

扉上の情報案内装置はLCDのものに。中央に1つ取り付けられています。3000系や8000系リニューアル車でも見られましたが通勤車では初となります。

写真: 130-天井

天井は蛍光灯を両側に配置し中央にラインデリアを設けた標準的なスタイルですが、波打った銀色のカバーをしています。蛍光灯はカバーなし、今後はこの辺りでも優等車との差別化を図っていくのでしょうか。

写真: 130-床

床は3000系と同様の格子状のデザイン。

写真: 130-窓

窓とカーテンです。窓配置は6000系以降お馴染みの扉間・車端とも窓2枚のスタイル。カーテンはフリーストップ式です。

写真: 130-7人掛け

座席に入りましょう。メインは7人がけロングシートです。京阪初の片持ち式座席を採用、袖仕切りは関東を中心に普及する大型のものですが関西私鉄では南海8000系に続いて2例目ではないでしょうか。座席はバケットシート、3人掛けと4人掛けに分かれており、スタンションポールは2-3-2で区切っています。モケットは背摺りが黒系で座面が緑系、5000系以降のモケット交換車に準じています。

写真: 130-6人掛け写真: 130-6人掛け優先

車端部は6人掛け。この後紹介するのは全て車端部の座席ですが、これらは片持ち式ではありません。優先席は従来と同じくオレンジ系の配色。

写真: 130-3人掛け優先

続いて3人掛けですが、これは車端部の車いすスペース横。窓と干渉するので袖仕切りが小型になっています。

写真: 130-3人掛け写真: 130-3人掛け優先2

こちらは乗務員室後ろの3人掛け。

写真: 130-車いすスペース

車いすスペースは先頭車も含めた大阪寄りに設置されています。大阪方先頭からは10000系まで見られた所謂「ぼっちシート」が消えています。

写真: 130-運転台

運転台は3000系と同等…ですがこの車両が通勤車であることを忘れてはいけません。通勤車では久しぶりに貫通扉を中央に設けています。この形式はその気になれば2編成併結で貫通させることも出来るということですが、その辺りも関係しているかもしれません。

座席系

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