近鉄12200系(B更新・後期施工車)|FTN trainseat.net

近鉄12200系(B更新・後期施工車)

写真: NS39(12239)

1969年に登場、56編成168両という大所帯の12200系ですが、これだけ数があると更新をするにせよ時間が掛かってしまいます。一度目の更新で既に3タイプほど登場していた12200系ですが、1998年からは二度目の更新(B更新)が実施されています。しかし途中に21000系「アーバンライナー」のplus化改造や、東大阪線7000系の改造などを優先したため本形式の更新は一時中断してしまいます。
2006年になって再開されましたが、従来のメニューに加えて座席を交換しました。2008年までに13編成が改造されましたが、数編成が貸切用に転用されたため現在は2連の全3編成・4連8編成の陣容となっています。


 120N-車内全景

まずは車内全景。座席が取り替えられただけですが、天井回りが既に大きく改造されていることもあって一見すると製造後30年の車両には見えません。

120N-車端部

デッキとの仕切りは模様の入ったものになっています。写真は荷物置き場を設置したク12300の連結面寄りの様子ですが、それ以外の区画でも化粧板や扉などの基本パーツは同一です。

120N-荷物置き場

一部車両には荷物置場を設置しています。車内側ですので大荷物でも安心ですが、デッキ設置時の「副産物」ですから車両によってあったりなかったりします。

120N-天井

天井です。21000系並みの間接照明で、所々に空調吹き出し口を設けています。低下する照度は荷棚の補助灯で補う格好です。

120N-床

床は通路・座席部を分けない石目模様のものに変更されています。

120N-窓・カーテン

窓は基本的に2席で1枚。カーテンは前期更新車と同じく落ち着いた色遣いです。

120N-座席120N-座席全展開

前期施工車との最大の違いである座席をご覧いただきましょう。22000系並みの形状で、特に座面や両側の肘掛、そこに収められているテーブル、リクライニングの方式などは全く同一と言っても差し支えないかと思います。一方でヘッドレスト部は両脇を盛っていますが22000系のような三面折りのような形状ではありません。また中央肘掛は設置されていません。

120N-座席背面

座席背面には網ポケットを設置していますが、従来に比べると設置位置や大きさに変更がある模様。座席はペダルを踏むと回転できる仕組み、脚台には蹴込を設けています。


120N-洗面所

洗面所は引き続きトイレに近い扉横に設置。

120N-トイレ1120N-トイレ2

トイレは和式・洋式の両方が設置されています。前期施工車と比べると、床・壁のタイル形状が変更されているようです。

120N-先頭貫通路

他車と併結した際の乗務員室の様子。行先表示のついた貫通路が運転室を塞ぐ形になります。

座席系

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