名鉄100系(特別整備施工車)|FTN trainseat.net

名鉄100系

写真: 113

名鉄100系は1978年に開通した名古屋市営地下鉄鶴舞線との直通運転に向けて製造された車両です。前年登場の6000系をベースとした造りですが、特徴的な前面形状やハイレベルな車内設備が評価され、1980年には鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。1993年の上小田井延伸と犬山線への直通開始時には、VVVF制御の中間車を組み込み全編成が6連化されました。
鶴舞線開業時から活躍している名市交の3000形に代わる新車が登場した2011年から、100系は制御装置の交換などを行う特別整備を実施。2014年春までに100系の抵抗制御車は消滅、置き換えが進む名市交3000形に対し。まだ当分活躍しそうです。
このページでは1978年に登場した初期車の、特別整備後の車内をご覧いただきます。


10-車内全景

車内全景です。特別整備を受けて車内の色調は最近の車両に近づきましたが、特徴的な座席や袖仕切り、窓は元のまま。

10-車端部

車端部です。6000系の広幅貫通扉は流石に取り入れず、一般的な片開きの貫通扉としています。写真の部分は右側の壁が少し張り出しているため、座席もその分扉に寄っています。

10-乗務員室仕切

乗務員室の仕切りです。機器が多いためか運転台側に窓は無く、車掌台側も小さめ。113Fは2次車ですので車掌台側の窓はHゴム支持となっています。

10-扉

扉は6000系の小窓を止めて一般的な形状になりました。特別整備の際に扉の化粧板を取り替えたほか、扉付近の床敷物は黄色に変更しています。特別整備に合わせて、車端でも扉上でも良いので情報案内装置が欲しかったのですが…

10-天井

天井は端に蛍光灯、内側に吹き出し口という構成ですが、その構成は6000系初期車に近いものとなっています。吊革は特別整備時に三角の物に交換されました。
なお特別整備のトップバッターである111Fのク111号は一部照明がLED化され、しかもそれがピンクとも紫とも見える代物ですので車内の光色が大変なことになっています…

10-窓

窓は固定窓・横引きカーテンとなっています。この辺りは6000系初期車、更に言えば7000系列の香りすら漂います。

10-床

床は特別整備で3R鋼製車と同じ柄になりました。更新前はクリームと赤となっていました。

10-7人掛け

座席に入ります。扉間は7人掛けです。特筆すべきはパイプと板を組み合わせた袖仕切りで、すっかり一般化しましたが実はこの名鉄100系は京急800形と共にその最初期の部類に当たります。ただし座面は高め、そのせいか背摺りは低めで、肝心の袖仕切りも低めですので柔らめではあるものの座り心地は微妙、袖仕切りも肘掛としては少し使いづらいかもしれません。

10-3人掛け10-3人掛け優先

車端部は3人掛け。優先席も設定されており、背摺りのモケットが青色のものになっています。

10-5人掛け10-車いすスペース

特別整備では両先頭車の乗務員室から一番近い扉間の座席を減らして車いすスペースが設置されました。座席は5人掛けになっています。
この系列で初めて車いすスペースが設置されたのは1993年製造の215Fで、この辺りは同車に準じた構成です。他の車両に比べると車いすスペースが小さいような気がしなくもありませんが…

10-優先3人がけs

最後に1枚、唯一更新前に撮影した3人掛け優先席です。赤モケットで登場した100系は、その後6750系や6500・6800系の最終増備車に準じた紫系モケットに交換、更に現在の茶色モケットとなりました。

座席系

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