名鉄200系|FTN trainseat.net

名鉄200系・100系5次車

写真: 215

1993年に地下鉄鶴舞線が上小田井まで延伸するのに合わせ、同線は全列車の6連化が決定しました。地下鉄側は新車投入と既存車の組替で対処しましたが、名鉄は4両編成の100系に2両を追加する形での対応を決めました。かくして登場した100系5次車は、車体こそ従来車と同様の設計なのですが足回りは名鉄初のVVVFインバーター制御に三相かご形誘導電動機の組み合わせ、MTユニットとしたため100系初の付随車が登場しました。これにより6連10編成となった100系は、名鉄犬山線~地下鉄鶴舞線~名鉄豊田線の直通運転を開始しました。翌1994年には運用増に対応するため1編成を増備。200系と呼ばれる同編成(215F)は100系5次車の設計を基に6両編成にしたような形で、グループの中では唯一6両が同時製造の編成となりました。

このページでは200系の車内を中心に、仕様がほぼ同一の100系5次車の様子も交えご紹介します。


車内全景s21-車内全景

車内全景です。左側が100系5次車、右側が200系で、基本的には同様の仕様です。本線系で言うと6500・6800系ロングシート車と3500系のような関係になりますので、雰囲気が似通っているのも当然といえば当然。鶴舞線や豊田線の駅の3・4号車の位置で電車を待ち、赤いのが来ればもれなくこの仕様の車内に当たることになります。鶴舞線や豊田線の駅の3・4号車の位置で電車を待ち、赤いのが来ればもれなくこの仕様の車内に当たることになります。

車端部s21-車端部

車端部です。左は100系5次車、右は200系ですが、いずれも扉上が少し出っ張った3500系と同様の造りです。200系には貫通扉上にLED式の情報案内装置を設置しており、これが無い100系5次車の車番の位置は従来車に合わせています。

21-乗務員室仕切

乗務員室との仕切です。扉上の張り出しを除けば100系200番台と同様の構成で、機器の増設もあって前面展望は苦しいようです。

21-LED

200系の情報案内装置です。装置自体は3500系並みですが、文面や表示内容は地下鉄3050形に近いものとなっています。

21-扉

扉は塗装仕上げで、窓が下方向に拡大されました。

21-天井

天井は100系200番台に準じています。

21-カーテン

窓は引き続き全て固定、横引き式カーテンも従来通りです。

21-床

床敷物は3500系と同様で、モザイク状の模様によりフットラインを形成しています。

21-7人掛け

座席に入ります。扉間は7人掛けです。両者とも見た目はそっくりですが、よく見ると背摺りと座面の重なる部分の処理が異なっています。これは6500・6800系の最終増備車→3500系の変更と同じで、背摺りと座面が離れていて不思議な空間があるのが特徴です。

21-3人掛け21-3人掛け優先

車端部は3人掛け。優先席の位置は名古屋市営地下鉄の車両に合わせているようです。

21-5人掛け21-車椅子スペース

215Fの先頭車には車椅子スペースを設置しています。本線の19m級3扉の車両は乗務員室直後の座席部分に設けていますが、割付が異なる本形式はその場所がありませんので運転台直後の扉間座席を5人掛けにしています。袖仕切の枕木方向のパイプをそのまま伸ばすと窓に支障するため、途中で曲げて車椅子スペースの握り棒として代用。非常通報装置や車椅子の固定金具はありません。

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