名鉄4000系|FTN trainseat.net

名鉄4000系

写真: 4009

岐阜~豊橋の名古屋本線を軸にした路線網を形成する名鉄にあって、他線区とは接していない瀬戸線。独自の車両が投入されたり、吊り掛け駆動の電車がいつまでも走っていたり…と趣味者にも注目される路線でしたが、吊り掛け駆動の電車が流石に古くなってきたことから2008年に新車が投入されました。順当に行けば3300系のオールロングシート版…と思っていたところ、新形式「4000系」として各部を変更して登場しました。車体は3300系並ながら、塗装設備の無い同線の新たな検車区に合わせて前面までステンレス製としたため平面基調の独特なデザインに。また制御装置は編成あたり1基、主電動機と共に音の小さなものを用いています。

瀬戸線に特化した独自仕様の新型車両、2014年には全車が4000系に統一されています。さて車内はどうなっているのでしょう…


40-車内全景

車内全景です。前年登場の3150系2次車で再びオールロングシートになった名鉄通勤車、優先席拡充などを行った新5000系で一応完成されたはず、なんですが…

40-車端部

車端部です。3150・3300系以降お馴染みの構成で、本形式でも大きな変更はありません。但し貫通扉上の号車表示は、他車との連結が無いので2200系と同様に単なるプレート式になっています。

40-乗務員室仕切

乗務員室仕切は5000系や3150系3次車と同様の構成。

40-床

床は従来の柄を引き継ぎつつフットラインを廃した新しいタイプ。

40-天井

天井は中央に空調吹き出し口があり、両脇に蛍光灯の寄った標準のスタイルです。

40-扉

扉は3150系などとは異なり無塗装。吊り掛け駆動の6750系もそうでしたが、本線系では見かけない独自仕様です。他車を繋げることが無いので、左の扉には号車・扉位置を示すステッカーを貼っています。


情報案内装置にはLCDが採用されました。右に偏って設置されており、左側には広告枠がありますが使用実績はほとんどないようです。
オンマウスで画像が変化します→ 所要時間表示 路線図表示 乗換案内 終着駅表示

40-窓

扉間の窓は固定式、やはりカーテンはありません。

40-8人掛け

座席、まずは扉間の8人掛け。座席そのものはJR東日本の新世代通勤形電車に端を発する座席に似た形、要するにまるで別物です。本線系各形式の座席は彫りが深いような見た目ですが、こちらは座面に関しては随分扁平に見えます。

40-5人掛け40-5人掛け

車端部は5人掛け。左は第1編成の登場直後、右は現在の標準的な姿ですが、当初あったスタンションポールの塗装が無くなり光沢のないものに変更されています。塗装は2012年ごろから徐々に廃されたのですが、これは塗装が剥がれたり剥がされたり…という事態が思いのほか多く発生したことが理由です。これは本線系の車両に乗車したときの話ですが、剥がれた塗料が床に落ちている光景も見たことがあります… ちなみに後ろの窓は上3分の1が内に折れる形で開きます。

40-優先5人掛け40-5人掛け優先

優先席は赤いモケット、スタンディングポールの上半分が黄色いのは5000系以降標準になりました。この黄色もやはり塗装だったため、増備途上で凹凸のあるシートを巻くように変更されています。どういう訳かこの黄色いシートは4000系独自の装備で、本線系各形式には採用されていません。

40-2人掛け

乗務員室の後ろは2人掛け。ここまでご覧いただいた通り、スタンションポールや袖仕切など座席以外は本線系各形式と共通のパーツを用いています。

40-車椅子スペース

2人掛け席の向かいには車椅子スペースを設置。同年登場の5000系以降、この位置の補助座席は廃止されています。

40-運転台

運転台です。3150・3300系に準じた配置ですが、平面窓を組み合わせたため左隅の太い柱が気になります…

座席系

trainseat.net>名鉄インデックスに戻る

その他

編成別写真集>4000系

inserted by FC2 system