南海7100系(ワンマン対応車)|FTN trainseat.net

南海7100系(ワンマン対応車)

写真: n7191

7100系は1969年に登場し南海最多の152両を製造、未だに南海線最大勢力を誇る通勤車です。2連と4連があり、本線の特急「サザン」自由席部分から普通まで幅広くこなしていますが、今回はその中でも加太線・和歌山港線で使用される2連のワンマン化対応車をご紹介します。
ワンマン対応車と言っても加太線・和歌山線ともスルッとKANSAIに対応する路線、所謂「都市型ワンマン」ですので最小限の改造に留められているはずです。しかし前面車掌台側の「ワンマン」の表記はステッカーで、基本的に本線(和歌山近辺を除く)や空港線には出てこないようです。


71-車内全景

車内全景です。7000系と比べると側面配置が大きく変更されている訳ですが、車内の雰囲気はそれほど変わっていないように感じます。

71-車端部1

車端部です。7100系も例によって戸袋+窓1枚分の車端部と窓2枚分の2種類がありますが、今回扱うワンマン対応車は全て2連ですから前者しかありません。

71-乗務員室仕切

乗務員室との仕切りは通常の車端部に準じていますが、よく見ると車掌台側の窓は少し細めで中央に寄っています。運転台側の窓は着色ガラスですが、これは南海電車共通の仕様です。

71-扉

扉は1300mmの両開きになりました。戸袋に引き込まれないよう注意するステッカーが大きく目立っています。

71-天井

天井です。照明はカバーなし、中央には冷房の吹き出し口が点在します。

71-床

床はクリーム色、柄が入ったものです。6000系や7000系、更には7100系の初期に更新を受けた車両に比べると、床のお蔭で車内が明るく感じられているような気がします。

71-窓

窓は一段下降窓を採用。カーテンは引き下ろし式、ストッパーは4段階です。

71-7人掛け

座席を見ていきます。扉間は7人掛けです。座席・袖仕切りとも殆ど7000系と同じ造りです。

71-3人掛け

車端部と車いすスペースの無い乗務員室の後ろは3人掛け。

71-2人掛け71-車いすスペース

車いすスペースが設置されている箇所の座席は2人掛けです。車いすスペースは1989年開始の更新工事で設置されたとのことで、これがあと5年でも遅かったらまた違った対応になっていたかなあ、と思わないこともありません。

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