神戸電鉄1150形
車内全景です。3扉になりましたが、従来の1000系列と変わらず緑色の座席に淡青の化粧板と全体的に寒色系の車内です。
車端部です。左側は先頭車、右側は中間車なのですが、先頭車にのみ貫通扉が付いており不思議な感じです。ただ貫通扉がある方も妻窓の大きさや位置は中間車と同じ、貫通扉と妻窓までの間も妙に広い、更には製造時の形式図を見ますと先頭車の車端部に貫通扉が描かれていないことなどからこれは後付けだろうと推測できます。しかし消火器を壁に埋め込み蓋を付ける手際良さや全体的にそこまで不自然に見えない辺り、いつ施工されたのでしょう…
乗務員室との仕切りです。3枚の窓は側窓と同じくらいの天地寸法です。それはそうとこのスペース、座席が無いだけでなく手摺りの類も殆ど無く、あるのは僅かな吊革だけ。乗客減少が深刻といえど割と混むと思うんですが…
空調など天井です。今回取材したのは冷房を後付けした編成で、逆台形のダクトが車内を貫きます…がどうも冷房の設置時期は関係なく新造車も含めてみんなこんな感じみたいです(汗) 蛍光灯は少なめ、カバーもありません。
床は幾分緑がかった灰色。
扉は両開き、それも1400mmと通常より100mm広いものです。1000系列の中には窓の隅が角張った車両もあるようですが、この車両は角が取れたものでした。
窓は2段窓、カーテンは巻き上げ式でストッパーは3段あります。
座席に入ります。まずは扉間ですが、着座位置を示すものは無く、同じ緑のモケットでも阪急電車のように着席位置の跡が見えないので、この座席が何人掛けなのかぱっと見ただけでは分かりません。そこで形式図を参考にしますと、1人当たり440mmくらいの9人で座るのが妥当のようです。
車端部は3人掛けです。
一部車端部には車いすスペースが設置されています。固定金具は無く手摺りも控えめです。
運転台です。この位置からだと一部の計器が見えませんが、運転席に座れば見えるものなんでしょうか…
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