西鉄8000形
8000形は1989年に登場した特急車で、2000形の置き換えを目的に製造されました。2000形に続いて2扉・扉間転換クロスシートの6両編成としましたが、先頭車の前頭部を流線型として大窓を配し展望席を設けた点が特徴です。主要機器は5000形と同一ですが、西鉄初の電気指令式ブレーキを採用し運転台もワンハンドル化、以後の西鉄電車の標準となっています。6編成が製造され主に特急運用に充当されてきましたが、2014年には太宰府行き観光列車「旅人」、翌2015年には柳川観光列車「水都」にそれぞれ1編成ずつ改造され、改造されなかった編成は3000形に置き換えられる形で廃車が発生。2017年には2本の観光列車も相次いで3000形に置き換えられ、10月を以て引退しました。
本データでは奥まった位置にある行先表示や灯具を極力再現しています。