2015年春の北陸新幹線開通に伴い、北陸線の倶利伽羅~市振間は第三セクター「あいの風とやま鉄道」に継承された。521系は2次車16編成が同社に移籍したほか、2017年からは413系置き換え用として1000番代に区分された自社発注車が登場している。
【JR西日本からの移籍組】
JR西日本に所属していた521系2次車のうち、G01~04・06~08・10~13・16・18・19・26・27の計16編成が移籍、編成番号は車番順にAK01~06と振り直された。腰板を中心に風をイメージした帯を配しており、山側が海をイメージした青、海側が山をイメージした緑で、それぞれの向きから見た時帯色と景色が合うようなデザインである。なお移籍直後は変更が間に合わずJR時代の帯色そのままで運用される編成もあった。現在のところ大きな改造は行われていない。
【1000番代】
足回りを中心に老朽化している413系を置き換えるため、2017年度に登場した自社発注車である。基本的には3次車をベースとしているが、種別幕をLED式に、行先表示は白色LEDとしたほか、車内照明はカバー無しのLED式半間接照明としている。
2022年度までに2連5編成を投入予定で、2020年春現在は2編成が活躍している。
【運用】
自社線の他IRいしかわ鉄道の全線(金沢~倶利伽羅)、えちごトキめき鉄道の市振~糸魚川間にも入線する。但し主な運用区間は金沢~泊間で、泊~糸魚川間の運用は1日2往復に留まる。
また第三セクター移管時に運転を開始した座席指定快速「あいの風ライナー」にも充当される。
2次車(JR西日本からの移籍組) |
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(G01→)AK01 |
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(G02→)AK02 |
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(G03→)AK03 |
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(G04→)AK04 |
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(G06→)AK05 |
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(G07→)AK06 |
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(G08→)AK07 |
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(G10→)AK08 |
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(G11→)AK09 |
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(G12→)AK10 |
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(G13→)AK11 |
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(M01→G16→) |
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(M03→G18→) |
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(M04→G19→)AK14 |
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(M11→G26→) |
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(M12→G27→)AK16 |
1000番代(自社発注車) |
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AK18 |
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