1000系

1000系は、1977年に登場した通勤型車両である。1983年に実施されることとなった架線電圧の1500V化に際して、700系の車体を利用し7連6本が製造された。
700系は600系(2代目)に準ずる車体と1000系(2代目)や60形(びわこ号)などの機器を組み合わせた形式で、基本的に7両固定編成としたため輸送力列車として充当される機会も多かった。昇圧にあたっては5000系と同じ機器と取り替え高性能化したほか、台車も同様に取り換え、また冷房設置も行った。

車体の特徴として、同時期増備されていた2000系列と異なりストレート車体であることと、側窓が「田の字」形の2連窓であることがポイントである。改造の際に、冷房の設置や行先表示機を設置して、印象が変わっている。


1000系としての登場から14年が経った1991年から改修工事が行われた。車体・車内・機器とも手を加える大規模なものであるが、車体は先頭車の車体延長や前面の貫通扉・灯具を取り換えた。機器類は制御装置の取り換えが実施され、抵抗制御から界磁添加励磁制御に変更され、同時に編成中の電動車位置を変更したため1編成7両のうち4両の車種・車番を変更している。加えてブレーキも電磁直通ブレーキから電気指令式に変更されている。車内は化粧板の取り換えや車椅子スペース設置などがなされているが、2000系列とは異なる座席袖仕切などの特徴は健在である。改修工事の際には冷房装置も取り替えられ容量が増大したが、このときキセも取り替えられ大阪方(1550形は京都方)のものは車体から若干はみ出た形で設けられている。


現在は、他の7連車に混じって本線・中之島線〜鴨東線の快速急行以下の種別で運用されている。

 

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