1200系は、1982年に登場した2両編成で大阪・名古屋線用の一般車両である。電算略号(編成番号)はRC**(第1~10編成)、FC9*(第11・12編成)。
車体は前年登場の1400系に準じた従来車に比べ些か角ばったもので、車内はロングシート。名古屋線に投入された第1~10編成は2両固定編成でMc-Tcの組成であるが、大阪線に投入された第11・12編成は他形式の余剰車(2430系モ2450-2410系ク2590)と併結の4両編成となるため、本形式はMc-Tで製造された。このT(1380形)は長距離運用に対応するためトイレ付きとしている。
主要機器はやはり界磁チョッパ制御に複巻電動機の組み合わせで、回生制動を常用する。なお一部のク1300は2250系からの流用品を履いていた。
2000年から2両編成に対して車体更新が始まったが、これに伴い2250系の台車を履いていた一部のク1300は高性能車から発生した台車に交換した。また同時に名古屋線から伊勢志摩方面の普通列車ワンマン化に伴い、一部座席撤去の上運賃箱と運賃表示器を設置。この改造を施した車両は車番こそそのままであるが1201系に変更された。一方他形式との4連を組む第11・12編成は2003年から翌年にかけ1400系に準ずる内容で車体更新を実施したが、トイレの更新は見送られている。
2連は製造時から名古屋線で運用されており、現在も名古屋線から伊勢方面の急行・普通などに使用されるほか、前述のようにワンマン運転を行う名古屋線白塚~志摩線賢島間の普通にも使用される。一方第11・12編成は当初大阪線に投入され伊勢方面への長距離運用にも充当されたが、2002年に名古屋線富吉区に転属。現在は名古屋線に所属する4連・4扉の各形式と共に名古屋~伊勢方面の急行を中心に運用されている。
(1200系→)1201系[2連・ワンマン対応] |
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RC01 |
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RC02 |
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RC03 |
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RC04 |
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RC05 |
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RC06 |
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RC07 |
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RC09 |
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RC10 |
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1200系[4連] |
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FC92 |
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FC93 |