1422系列は、1987年に登場した1422系を初めとする三菱製VVVFインバータ装置を搭載した一般車両である。このページでは1990年登場の全線共通仕様VVVF車である1430(1435・1436・1437・1440)系、中間車を組み込んだ1620系についても扱う。電算記号(編成番号)は2両編成の各形式がVW、1620系は4連がVG、6連がVFである。
1422系は1987年に登場、当初は1250系を名乗っていたが1990年に変更された。4扉・ロングシートの基本構成は変わらないが、車体はアルミ製になり幅も従来より広い2800mmとなった。
1430系は1990年に登場した形式で、1422系を標準軌全線共通の仕様にしたものである。1435系では補助電源がSIVに変更され、1436系では台車をボルスタレス式に変更した。更に1437系は台車のディスクブレーキを1軸2ディスクとしたが、後に1軸1ディスクに改造されている。1440系は1437系にワンマン改造を行ったグループで、現在3編成が該当する。
1620系は1437系に中間車を組み込んで長編成化した形式で、4連と6連がある。
各形式とも順次車内の更新などを行っている他、1430系や1620系はバリアフリー化工事を行っている。
同系列は現在、大阪線に2連16本(1422/1430/1435/1436/1437系)・4連5本・6連1本(1620系)、名古屋線に2連5本(1430/1440系)が在籍する。大阪線の2連は4連の増結車として使用される場合が多い。4連や6連の1620系はトイレが無いため短距離・中距離運用が中心で、青山町より東には入らない。名古屋線の2連は急行の増結車で使用されるほか単独で準急や普通にも使用される。ワンマン改造を行った1440系は志摩線などでワンマン運転を実施している。