富山地方鉄道17480形|編成別写真集 -FUKUJU TRAIN NET-

17480形

 

17480系は2013年に導入した形式で、東急8590系を短編成化・改造したものである。クロスシート車が大半を占める富山地方鉄道の鉄道線では、モハ14710形の廃車以来18年ぶりの通勤型電車となった。

 

【車体・車内】

車体は地鉄初の軽量ステンレス製で、床面を基準に上下の幅を絞った断面が特徴。地鉄入線時に目立った改造は無く、側面腰板の帯も東急時代の赤帯から変更は無い。前面帯に関してもそのままとしたため、大井町線で使用されていた2013年入線組と田園都市線で使用されていた2019年入線組では帯色が異なる。

車内もオールロングシートのままで、前述の通りクロスシート車が主体の地鉄鉄道線では文字通り異色の存在と言える。4扉車ではあるものの基本的に車内収受式のワンマン運転を行うことから開閉するのは両端の扉のみとされ、中2か所は有人駅であっても開閉しない(車椅子スペースとされている箇所もある)。乗務員室付近には運賃箱や運賃表示機などワンマン運転対応機器を、入口扉付近には整理券発行機を、それぞれ新設している。

 

【主要機器】

こちらも東急時代から変更はなく、制御装置は界磁チョッパ式、主電動機は複巻電動機で回生制動を常用している。何れも地鉄鉄道線では初採用(他社からの直通で回生制動車の入線実績はある)。秩父鉄道に譲渡された東急8090系とは異なり両先頭車が電動車であったことから、主要機器の移設も不要であった。連結器は東急時代の密着自動連結器から密着連結器に交換されている。

 

【運用】

第1陣は2013年7月に富山に到着、地鉄鉄道線初のワンハンドル車であることから習熟研修を念入りに行い、2013年11月に運用を開始した。前後して14721Fが廃車(2012年新春に発生した立山駅車両火災事故の当該編成)、クハ173・174が運用を離脱した。なお第1陣と同時に部品取り車1両も譲渡されている。

また2019年には10020形・14720形の置き換えとして田園都市線で活躍していた2編成も追加で譲渡され、運用を開始した。前述の通り前面帯が赤であることに加え、東急時代のスカートや貫通扉窓の丸い「K」ステッカー(東武線直通非対応編成を識別するもの)も貼られたままでの運用入りとなった。これに伴い10025F・14722Fが廃車された。

クロスシート装備の各形式と特段運用は分けられていないようで、富山から宇奈月温泉や立山などに向かう普通列車にも充当される。また2021年ダイヤ改正で特急がほぼ消滅するまでは、料金が必要な特急に充当される機会もあった。

 

17481F

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17483F

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17485F

17485F

17487F

17487F

201016-東急8090_1

部品取り車

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