富山地方鉄道T100形|編成別写真集 -FUKUJU TRAIN NET-

T100形

T100形は、2010年に登場した富山市内線用の車両である。9000形に続いての超低床車で、3連接車であること、富山市内3番目のLRTであることなどから「SANTRAM」の愛称がある。

 車両はアルナ車両の「リトルダンサー」Uaタイプで、2008年に登場した豊橋鉄道T1000形とほぼ同等の設計である。車体は各車5mほどで中間車(C車)に入口を、先頭車(A・C車)に出口を設けている。前面デザインは豊橋鉄道T1000形をベースとしつつも灯具付近は独自設計である。なお床面高さは出入口が350mm、最高でも480mmで、各部の段差はスロープで結んでいるほか通路幅は820mmを確保している。車体塗装は塗り分けこそ同一なものの1両ごとに異なっている。車内は中間車がロングシート、台車のある先頭車はクロスシートである。

 主要機器も豊橋鉄道T1000形と同様で、制御装置・空調用電源・ブレーキチョッパなどを一体化したC-PCU装置を屋根上に搭載。VVVFインバーターにはIGBT素子を用いている。主電動機は東洋電機製の誘導電動機を使用している。台車はボルスタレス式、前年登場の9000形とは異なり輪軸を用いる通常タイプである。空調装置は先頭車に1台ずつ搭載している。


老朽化の進んだ7000形の置き換え用として製造が進んでおり、2017年末現在では4両が在籍。低床車専用ダイヤで運転されており、富山市内線全線で使用される。富山都心線は原則として9000形の限定運用であるため、入線は検査時の代走などに限られていた。2020年の路面電車南北直通化後は富山港線への入線を開始している。

 

TRRT101
▲通常時の姿 ▼2014年「ポップサーカス」ラッピング
TRRT101
TRRT101_sarara
▲2016年「さらら」ラッピング
▼2017年12月撮影「富山米」ラッピング
TRRT101_1712
TRRT102_1812
▲2018年12月撮影「富山米」ラッピング

T101

TRRT102TRRT102_1610
▲2016年10月撮影「富山米」ラッピング

T102


TRRT103_2019台湾
▲2019年6月撮影 台湾観光ラッピング

T103

TRRT104

T104

編成別写真集>富山地方鉄道に戻る

inserted by FC2 system