愛知環状鉄道2000系|FTN trainseat.net

愛知環状鉄道 2000系

G11G3N

2003年に登場した2000系は、車両の老朽化に伴う置き換え用として登場しました。一部のデザインは異なるものの、基本的にはJR東海の313系をベースにしています。コストダウンを狙えますし、もともとハイレベルな設備だったので、近郊3セクがプロトタイプに選ぶのも頷けます。

2005年の愛知万博に備えて古い車両の置き換えと輸送向上の両面を同時に行うべく増備が続けられ、万博終了後に一気に古い車両を追い出しました。万博が終了してもトヨタ自動車への通勤客などで需要は伸び、2009年には塗装を変更したオールロングシートの車両も登場しました。塗装変更は既存車にも及んでいるので塗装で車内を判別することは出来なくなってしまいましたが、ここでは大半を占めるセミクロスシート車を取り上げます。また、最近は塗装変更と同時に車内モケットも変更されていますが、これについてはごちゃ混ぜに紹介しています。


al20-車内全景s

車内全景です。313系3000番台をベースにしているだけあって似ている点も少なからず見えてきますが、各部の色遣いを変えるなどしてしっかり違いを出しています。しかしこの緑と黄緑…ああモリゾーとキッコロかな(違

al20-車端部

車端部です。貫通扉は茶色に塗っています。

al20-運転台仕切り

運転台仕切りです。形状はそのまま313系ですが、ドア部分だけやはり色を変えて区別しています。

al20-ドア

扉です。

al20-LED

ドア上にはLED表示機があります。

al20-ドアスイッチ

半自動ドアにも対応しています。

al20-天井

ラインデリアが一直線に突っ走っている天井です。313系と違い蛍光灯にカバーはありません。

al20-床

床は313系そっくりに見えますが茶色っぽい色を使っています。

al20-トイレ1al20-トイレ2

トイレです。洋式ですが車いすの転回までは考慮されていないようです。なお313系で言うと1・2次車と3次車の間に登場したこの形式、サイズは1・2次車と同等ながら入り口には初めて自動扉を採用しています。

al20-窓al20-フック

カーテンはフリーストップ式。近くには小さなフックが用意されています。車端部の窓は上3分の1を開けることが出来ます。

al20-席番

網棚には席番号の表示も。

al20-クロス_1al20-クロス_2

さあ座席です。まずはボックスシートから。切り立った背ずりが気になりますが、長時間座るのはやはり向いていません。ボックスピッチは1530mmと広め。

al20-クロスN_1

塗装が変更された2000系は、座席モケットも変更されています。通常座席のモケットは青色になりました。

al20-窓側肘掛

窓側にもしっかり肘掛があるのは良いですね。ちょっと位置が低いですが…

al20-クロス_3al20-クロス_4

車端部固定座席です。この辺りも313系と同等です。通路側の肘掛が跳ね上がる1人掛け席も同様。

al20-2人掛けal20-優先2人がけ

ドア付近にはロングシートがあります。こちらは2人掛け。ボックス席側も肩逃しを作っているのは評価できます。右側は優先席で、モケットが変わっただけです。

al20-2人掛けN

こちらは塗装変更車のもの。旧塗装の車両は青モケットが優先席だったので、この辺りは何とかならなかったのかと思わないこともありません。

al20-優先4人掛けsal20-4人掛け優先N

車端部もロングシートです。が、既出の通りトイレがある車両もあるので、あるのは片側だけ。それも優先席です。壁側に肘掛っぽいのがあるのは評価できますが、薄い… 右側は塗装変更車。優先席のモケットはグレー系?になりました。

al20-運転台

運転台は313系と同じです。

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