阪急6000系|FTN trainseat.net

阪急6000系

写真: 6004

1976年登場の6000系は、5100系の足回りと2200系の車体を組み合わせた神宝線向けの車両です。当初は神宝線の両方に配属され、神戸線の車両は山陽電鉄の須磨浦公園まで足を延ばすなど幅広く活躍していました。その後阪神大震災で被災した2200系を編入したり、今津南線と甲陽線のワンマン化に伴う3連登場と神戸線からの撤退(例外有)など様々な動きがあり、現在は能勢電鉄直通の特急「日生エクスプレス」にも使用される宝塚線の主力です。2014年には1編成が能勢電鉄籍となり話題となりました。まもなく登場40年、そろそろ動きがあるかもしれない6000系のごく普通の車両の車内をご紹介します。


60-車内全景

車内全景です。化粧板は木目調、床は赤茶色、そして座席は緑色と、極めて一般的な阪急電車の車内といった感じです。雲雀丘花屋敷で一度引上げ出てきた車両を撮ったので、写真の左側の窓は鎧戸が上げられています。

60-車端部

車端部です。やはり従来と変わらない、一般的な構成です。貫通扉上は広告枠、この編成は阪急不動産の一社独占広告となっていました。

60-乗務員室仕切

乗務員室仕切です。側窓とほぼ同じ大きさの窓を用いており、明るく眺望も良い格好のかぶりつき区画です。

60-床

床です。最近は柄のあるものに取り替えられた車両も多く見かけるようになりましたが、取材した車両は赤茶色単色の床でした。実は乗務員室仕切の写真を見ると通路部分に四角い柄が描かれたものになっていることが確認できます。このように床材取り換えは編成ごとでは無く車両ごとに行われています。

60-天井

天井です。蛍光灯はカバー付き、所々ある吹き出し口から冷風が出てきます。

60-扉

扉です。左扉に銀色で小さく見えるのは現在位置を点字で示すステッカーです。

60-窓

窓は一段下降窓、フリーストップ式です。日除けは伝統の鎧戸。

60-9人掛け

座席に入ります。扉間は9人掛けです。コメントするのが難しい、極めて標準的な阪急の座席です。恐らく9人掛けとして作ったのだと思いますが、そうすると1人あたりは約423mmと狭め。8人で座ると1人当たり475mmですから9000系に近い数字です。仕切りも区分もありませんので状況に応じて使うのが良さそうです。

60-5人掛け60-5人掛け優先

車端部は5人掛けです。右側、臙脂のモケットは見慣れませんが、これは2014年から徐々に取り換えが進む優先座席のモケットです。

60-2人掛け60-2人掛け優先

この頃登場の3形式からは乗務員室拡大のため2人掛けとなっています。優先席は神宝寄りに配されています。

60-運転台

運転台です。乗務員室直後の座席とともに、ワンハンドルの運転台もこの頃の車両から導入されました。大きく配置を変えず現在に引き継がれています。

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