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JR西日本 225系0番台

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新快速130km/h運転を実現した223系1000番台登場から15年、コストを抑え大量増備された2000番台も登場から10年が経過した2010年、遂に「新快速」に新形式225系が投入されました。223系のイメージを踏襲しつつも高運転台かつ幌を繋いでの貫通を考慮した前面形状が特徴、足回りは321系に続き全車0.5Mとした構成です。

新快速の新たな顔になるか…と思いましたが、増備は低調で東海道・山陽線の快速で残る221系を置き換える訳でも無く、8連7編成・6連5編成・4連6編成を製造したところで増備は終了。しかも全ての6連と4連の半数は登場から1年程度で福知山線快速に転用、両線ともに223系の陰に隠れるような格好になってしまっています。


250-車内全景

車内全景です。基本的には223系1000・2000番台の構成を踏襲した3扉・転換クロスシートの構成、黄色い吊革や取っ手が目立ちますが、化粧板や床敷物には白や灰色を用いたためか223系に比べ色遣いがはっきり・くっきりした印象です。

250-車端部250-車端部2

車端部です。銀色無塗装で天地寸法が大きい貫通扉と、その上のLCD表示器が目を引きます。右側の写真はトイレが無い方の先頭車の車端で、車椅子スペースが設置されています。

250-乗務員室仕切

少し遠くなってしまいましたが乗務員室の仕切りです。窓の天地寸法が小さくなったことと、扉が引き戸になったこと、そして窓の形状などからか直線的なイメージです。

250-車端部3

下り先頭車の上り方にはトイレを設置。向かいは車椅子スペースです。

250-トイレ1250-トイレ2

そのトイレは従来の台形から円弧を描く形状に変更されました。空間が広くなったことは入ってみるとよく分かります。

250-扉

扉は片側3か所、周辺のスペースを十分に確保しています。半自動扉用のボタンは右側の広告枠と一体になっていますが、相変わらず位置が高いような気がします。

250-天井

黄色い吊革が目立つ天井です。照明は難燃対策を施したカバー付き。

250-LCD

車内の情報案内装置は枕木方向に設置された液晶式、321系に続いての採用ですがクロスシート車ですからこの向きでも違和感はありません。ご覧のように一部の表示器の下には吊革が設けられています。

250-床

床は砂目柄のものになっています。

250-窓

窓は中3列分の窓を1枚とする変則的な配置となりました。カーテンは巻き上げ式、3段階で調節できます。

250-転換座席

座席です。転換シートは扉間に設けられています。223系2000番台のものをベースにしていますが、座面が少し高くなり、相対的に背摺りが低くなったように感じます。モケットは221系から続いた両端が茶色で中央がベージュのものから、茶色ベースは変わらないものの模様が入ったものになりました。

250-固定座席250-固定座席2

車端部とドア横は固定座席が設置されています。優先席は従来車と同じように枕カバーに表示しています。

250-補助座席250-補助座席2

補助座席です。基本的に223系2000番台と同じ構造で、背もたれが無い単純な造りも従来通り。重さが掛かっていないと折り畳まれてしまいますが…

250-車椅子スペース250-車いすスペース

車椅子スペースです。223系では下り方先頭車1か所のみの設置でしたが、225系では反対側の先頭車にも車いすスペースを設けています。右写真が上り方先頭車の車椅子スペースで、隣にはボックスシートが設置されています。


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