JR西日本キハ120形300番台|FTN trainseat.net

JR西日本 キハ120形300番台

DC120-301DC120-348

1992年に登場したJR西日本の閑散ローカル線用気動車キハ120形ですが、最初に登場したのは鋼製車体・セミクロスシートの200番台、次いで登場したのはステンレス車体・オールロングシートの0番台で正直何が何やら… 今回ご紹介するのは1994年に登場したステンレス車体・セミクロスシートの300番台で、山陰各線のほか関西線や高山線などでも活躍する最大勢力です。投入先ごとに異なるカラーバリエーションも魅力で、前面と肩部・裾部を青紫色として大人しい印象の関西線色に対し右写真の高山線用はオレンジ・黄・緑を使った派手な印象。

製造から25年程度が経過したため近年は体質改善工事が進行中、本ページで紹介する仕様の車両は徐々に減少しています。


DC120-車内全景

まずは車内全景から。国鉄形に比べ短縮された車体長に同等以下の車体幅ですから、その小ささは誰もが実感するところかと思います。配色は投入先を問わず白系の化粧板に茶系のモケットで落ち着いた印象です。

DC120-車端部DC120-車端部

車端部です。運転室は半室、扉は左右で位置を変えてあり右側の扉は運転室の横にあるような格好です。迫力の前面展望を楽しむことも出来ますが、乗降の妨げにならないよう気を遣わなければなりません。

…このページを作っている途中で気づいたのですが、左写真(1994年製造の関西線用・2015年撮影)と右写真(1996年製造の高山線用・2018年撮影)では右側の壁や台の上面の色が異なっていますね。2017年から高山線ユーザーになった管理人は後者に慣れていただけに、改めて前者を見て「あれ?」となってしまいました。路線や撮影時期による相違では無さそうで、増備途上での変更でしょうか。

DC120-LCD

運賃表示機は所属によって異なるようですが、富山所属の車両は液晶2面式としています。

DC120-扉DC120-扉2

扉は900mmの折戸でステップ付き、床の注意喚起マットは後年の設置です。半自動扱い時は手動開閉となりますが、これがまた重い上に開け辛いんですよね… 右写真の扉横の空間は車掌台で小さい窓は開閉可能、右端の箱に扉開閉スイッチも設けられています。

DC120-天井

天井です。照明はカバー付きで中央に1列、風洞なのか両側が張り出しています。混雑しても精々知れているということなのか、吊革はロングシートの扉付近のみの設置。白系の化粧板で明るい車内空間を作り出そうとしてはいますが、写真のようにトンネルに入ってしまうとこの照明では薄暗く感じてしまいます。

DC120-床2DC120-床

床は茶色かクリーム色の単色。左右写真では製造年・所属・撮影時期が異なるのですが(2枚の写真の関係は車端部と同様)、この相違も理由が分かりません。

DC120-窓2

窓は全て固定式でボックスに1枚。横引き式のカーテンは高級感が漂いますが、この頃のNDCでは標準的な装備のように思えます。省略されがちなテーブルをしっかり設けているのも良いですね。

DC120-ボックスDC120-ボックス2

ここからは座席を見ていきましょう、ボックスシートは1両4か所の設置です。ボックスピッチ1520mmは国鉄形以上、横幅は狭い車体幅に応じ抑えめですが、足元の配管がかなり小さくなっており窓側席でも自然な体勢で着席できるようになっています。座面はバケット形状を採用していますがそこまで強いものではなく、背摺りも傾斜が弱いのが気になりますが、体質改善車ほどではありません(そのうち紹介します)。

DC120-12人掛け

扉付近はロングシートなのですが、本形式はどういう訳かボックスシートが片側に寄った配置のためロングシートは長いのと短いのがあります。写真は長め12人掛けで、背・座とも4人分を3個並べた構成です。クロスシートと同様バケット形状はあるもののかなり弱め、背摺りに至っては縫込みで着座位置を示している程度に見えないでもありません。1人当たり幅は440mm弱と昨今の感覚では狭く思ってしまうかもしれません。袖仕切は曲げたパイプ1本と極めて単純な造り。

DC120-4人掛けDC120-4人掛け優先

4人掛けは排気管との兼ね合いで登場したようで、ボックスシートとの隙間にはゴミ箱を設けスペースを有効活用。左は2015年撮影の亀山所属車、右は2017年撮影の富山所属車で、後者は優先席とされピクトグラムを散りばめたモケットを用いています。

DC120-トイレDC120-トイレ2

4人掛けの向かいは元々5人掛けロングシートでしたが、2004年頃から要望の多かったトイレ設置工事が行われました。床下に汚物処理装置を艤装する余裕が無く、装置一式を床上に設けた新方式を採用したため客室の床面からは一段高い位置となります。

DC120-運転台

運転台は計器周辺を除き茶色に塗っています。


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