京阪10000系|FTN trainseat.net

京阪10000系

写真: 1000410001_7cars

1900系や2600系など経年車が活躍していた京阪交野線、その置き換えを図るべく登場したのが10000系です。車体は9000系までのスタイルを踏襲していますが、塗装は従来の濃淡グリーンを止めターコイズグリーンの単色塗りに。足回りは制御装置にIGBT素子を用いたVVVFインバーターを採用し以後の標準となりました。また全体的にコストダウンを意識した点も特徴です。2006年までに4連6編成を投入、交野線は基本的に本形式に統一されワンマン運転も開始しました。

塗装は2008年から全車変更が行われ、本形式も例外では無く「シティ・コミューター」標準塗装となりました。後継形式となる13000系が登場、支線用4連のほか本線にも7連が投入され勢力を伸ばしつつある一方、本形式は支線運用に徹する…のかと思いきや、2016年には7200系と9000系の組替で発生した中間車を本形式に組み込みまさかの7連が登場。現在は4連が13000系と共通で交野線・宇治線に、7連が各形式共通で主に本線の急行以下の種別で運用されています。


K10000-車内全景100-車内全景2

車内全景です。基本的な造りは7200系をベースとした3扉ロングシートで、当初は青系モケットが地味ながら10000系を主張していました。

K10000-車端部

車端部も7200系をベースにした構成。妻窓が無いのは本形式まで、優等車の3000系は別にして13000系では何故か妻窓が復活しています。

K10000運転台仕切り

乗務員室仕切です。引き続き前面展望を意識し大きな窓を配しています。

100-扉

扉は両開き1300mm、従来に比べ窓の隅に丸みがつきました。座席が短いので扉周りの立席スペースに余裕があります。

100-LED

川側の扉上にはLED式の情報案内装置を設置。

100-天井100-天井2

天井は中央にラインデリアを、両側に空調吹き出し口・照明を設ける標準的なスタイル。照明は1次車ではカバー付きでしたが、火災対策から2次車ではカバーなしに。

100-床

床は9000系などと同様柄入りの茶系、フットラインはありません。

100-窓2K10000-優先カーテン

カーテンは9000系まで京阪独自のワイヤ式フリーストップカーテンでしたが、本形式では他社でも一般化した通常のフリーストップ式カーテンを採用しました。優先席はカーテン地に「優先座席」の文字とピクトグラムを入れています。

K10000-7人掛け100-8人掛けB

座席を見ていきます、扉間は7人掛けロングシートです。7200系までは背摺り・座面とも途中で分割されていましたが、本形式は7人分を一体としています。モケットは当初濃いめの青色としていましたが、新塗装化後に張り替えが行われ背摺りは黒、座面は緑にしています。座面と背ずりの隙間から温風が出てくるという珍しい機構は本形式までの採用となりました。

K10000-優先5人がけs

車端部は6人掛け、袖仕切に対応するような形で壁側にもモケットを貼っています。左写真はオンマウスでモケット変更後の写真に切り替わります。優先席は背摺りに優先されるべき乗客のピクトグラムをあしらったオレンジ色のモケットを用いています。

K10000-3人掛け

車椅子スペース横と乗務員室直後は3人掛け。右写真は大阪方先頭の優先席で、オンマウスでモケット変更後に切り替わります。1人当たり幅は450mmと標準より幾分広め。

K10000車いすスペース

車椅子スペースは各車大阪寄りに設置されています。設備は手摺りとパネルヒーターのようなものと最低限です。

100-車椅子スペース2

大阪方先頭車の乗務員室直後は車椅子スペースを設けており、律儀に座席も設けたため1人掛け席が存在します。巷では「ぼっちシート」と呼ばれているとかそうでないとか… ここも右写真はオンマウスで新モケットに切り替わります。

K10000-運転台s

運転台は2ハンドルを堅持。

座席系

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