名鉄6000・6500・6800系(鉄仮面・ロングシート車)|FTN trainseat.net

 

名鉄6000・6500・6800系 ロングシート車(鉄仮面タイプ)

 

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1984年製造の6000系9次車及び6500系からは、前面形状が所謂「鉄仮面」スタイルとなるなど車体デザインが変更されました。車内はロングシートと離反式クロスシートの組み合わせ… だったのですが、1995年からロングシート化工事が行われました。恐らく全編成に施工する計画だったのでしょう、施工された編成に規則性は無いように思われます。ところがこの工事は長く続かず1年で中止、6000系は7編成中4編成、6500系は17編成中5編成、6800系に至っては8編成中1編成のみという微妙な状態で現在に至っています。


l68-車内全景

まずは車内全景から。座席が取り替えられているので当然印象が大きく変わっていますが、よく見ると実は最小限しか弄っていないことがわかります。

l-車端部

車端部です。ここは元からロングシートだったので手を加えられていません。

l68-乗務員室仕切

乗務員室仕切りです。ロングシート改造の際には他にも数か所手を加えており、車いすスペース設置もその1つです。

l68-車いすスペース

車いすスペースです。ただ座席を撤去して、手すりを設置しただけです。

l68-床

床です。従来の灰色の床から、3R鋼製車の床と同じ柄のものになりました。ただし色合いが若干クリーム色がかっているような気はします。

l68-天井

天井です。何も弄っていません。

l68-窓

窓です。カーテンはロール式、2段階にセットできます。

l-9人掛けsl-9人掛け2s

そ れでは座席に突入します。まずは扉間の9人がけロングシートから。ご覧の通り妙な位置でパイプがありますが、これはクロスシート時代からあったロングシートをそのまま生かし、元のクロスシート部分にロングシートを設置した為このようになったのです。このためよく見ると従来からのロングシートと後で設置した シート、背摺りの高さが微妙に違っています。

左右の画像では座席自体の形が異なります。1986年までに製造された車両は左のように、87年以降に製造された車両は右のような座席になっているのです。

l68-中間仕切り

座席中間のパイプを拡大してみます。そのままだと隙間が出来るので、同じモケットを用いた詰め物で塞いでいます。

l-5人掛けl-優先5人掛け

車端部は5人掛け。ここは何も変更されていません。右は優先座席。

l-2人掛けsl-2人掛け優先s

運転室後ろは2人掛け。


時は流れ2011年、6404Fが特別整備を受けました。どの程度手を加えるのだろう、と思ったら…

l65N-車内全景

色が変わっただけです。木目調の部分が減ってまた印象が変わりましたが、てっきり大型袖仕切りでも付けてくるのかと思っていました。

l65N-天井l65N-床

天井と床を同時にご覧いただきます。天井は丸から三角に変更された吊革がポイントです。床は一見何も変わっていないように見えますが、扉付近に黄色い滑り止めを設置したほか色も若干異なるような気がします。

l65N-扉

光の加減で非常に分かり辛いのですが、扉の化粧板は単色のものに変更されました。特別整備ではドアチャイムが設置されたのですが、これがJR東海の電車と同じ音で少し驚きました。

l65N-9人掛け

座席ですが、そのものには変化がありません。袖仕切の化粧板の色が木目調から他と同じ白系のものに変更されています。その化粧板も実は従来のものでは無く、3500系などと同じ格子状のものです。

 

座席系

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