南海6200系(更新車)|FTN trainseat.net

南海6200系(更新車)

写真: n6505

1974年に登場した南海6200系、関東の鉄道では「そろそろ置き換えか」と思われる2010年になって更新工事を始めました。それも制御装置の交換やバリアフリー化工事など、まだ15年は使いそうな手の加えようです。現在のところ4連のみに実施されたこの改造、優先的に実施されたのは編成中に制御器が1つしかなく運用に制限があったからだと思いますが、8200系がこの更新車並みの改造を受けた現在、6連はこの先どうするのか気になる今日この頃です。


62N-車内全景

車内全景です。今まで無かった縦の握り棒、それが弧を描いている点が目立ちます。また化粧板や床材も取り替えられ、若返りを図っています。

62N-車端部162N-車端部2

車端部です。例によって戸袋+窓1枚分の車端部と窓2枚分の2種類がありますが、窓2枚分の方は一部座席を廃し車いすスペースとしています。地味ながら扉が取り替えられ、開閉が幾分軽くなっているような気がします。

62N-乗務員室仕切

乗務員室との仕切りは通常の車端部に準じています。貫通扉の通風孔が無い、中間の貫通路とほぼ同じ扉に取り替えられています。

62N-扉

扉も化粧板が交換されているほか、ドアレールを廃しています。周辺の床は滑り止めを黄色くしています。

62N-LED

扉上にはLED式の情報案内装置を千鳥配置。南海本線の8000系と同じものと思われますが、文字サイズはもう少し大きくても良いかなあ、と思います。

62N-天井

天井は変更がなく、吹き出し口が点在しカバーの無い蛍光灯が並ぶレイアウトです。

62N-床

床は柄の無い茶色一色。8000系も似たような色ですが、こちらの方が濃いような気がします。

62N-窓

窓周りは特に変更なく、カーテンも同じく引き下ろし式。

62N-7人掛け

座席を見ていきます。扉間は7人掛けで、座席そのものは変更されていないようです。袖仕切りは荷棚まで延ばして握り棒としても使えるような形状にしていますが、昨今の新車のことを考えるとせめて袖板は欲しかったかなあ、と思います。

62N-3人掛け

続いて幾分広めの3人掛け。窓1枚の車端部と乗務員室直後、それに加えて窓2つ分の車端部にある車椅子スペース横もこの座席になりました。

62N-5人掛け

奥行きがある方の車端部は5人掛け。写真の箇所は優先席に指定されていますが、モケットによる区分はありません。

62N-4人掛け62N-車いすスペース

先頭車の車いすスペースは扉間に設置、4人掛けとしています。その横の車椅子スペースは手摺り1本と非常通報装置とやや寂しい構成。


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