神戸電鉄1350形
車内全景です。当サイトでは1977年に登場した3連・3扉の1150系(第1編成)を既に取り上げていますが、基本構成は同一である一方化粧板や床敷物の色が変わったため印象が変化しています。
車端部です。本形式では当初から貫通扉を設けており、貫通路も狭幅としています。
乗務員室仕切りです。1150系で握るものが少ない印象を持った区画ですが、仕切窓に枕木方向の手摺りを増設しています。ここまで触れていませんでしたが化粧板は阪急電車に倣ったのか木目調、しかしながら色合いが阪急のそれとはどうも違うように感じます。また運転台側の窓下は何か機器でも入っているのか黄土色に塗られています。
天井です。本形式は当初から冷房付とあって、基本構造は改造車と同一ながらダクトが幾分薄いように感じます。照明は蛍光灯でカバーなし、1000系列共通ではありますが数も後の車両に比べ少なめのようです。
床は茶色一色。
扉は1400mmと少し広めの両開き、窓は金属押さえとしています。
窓は2段窓、下段が上昇して開きますが中央窓は固定されているようです。カーテンは巻き上げ式で3段階の調節が可能。なお荷棚は窓上にしか無いので注意が必要です。
座席を見ていきましょう、まずは扉間から。形式図を見る限りでは9人掛けで使うのが妥当かなあ、と思わせる寸法です。化粧板のせいで阪急電車のように見えてしまいますが、座席自体は従来車と同様で変化はありません。モケットの触感や掛け心地も阪急のそれとは明らかに異なります。
車端部もまた微妙な奥行で… 本形式の着席定員は1人辺り400mm、車端部は1600mmなので4人掛けで計算してあるようですが、これだと窮屈なのは誰の目にも明らかでしょう。
車端部には後年の改造で車椅子スペースが設置されています。その横には座席を切り詰めて設けていますが、これまたどう座るか悩みそうな…
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