3200系

3200系は、1986年に登場した京都市営地下鉄直通対応車である。電算記号(編成番号)はKL0*

 

【車体・車内】
 21メートル級4扉の基本スペックは従来車並みであるが、材質にはアルミを初めて本格採用して軽量化したほか側面割付も全車共通とした。他編成との併結を想定しないため、前面は貫通扉を非常用としてオフセットし余裕を持った運転台配置を実現、大型曲面ガラスを採用した独自のスタイルである。また塗装も白を基調にマルーンレッドを前面と側面窓回りに配する新たなものとなった。車内はロングシートで、従来車に比べ袖仕切や座面に改良を加えている。

 

【主要機器】

 1250系(現1420系)での試験結果を踏まえVVVFインバーター制御を初めて本格採用、主電動機は出力165kWの三相誘導電動機である。ブレーキは電気指令式ブレーキを採用、他編成との併結は考慮していない。台車は当時の同社標準である円筒案内式である。

 

【運用】 

 1986年に4連3編成を製造、翌年には4連3編成のほか6連化の為の中間車も6編成分製造し1988年の京都市営地下鉄直通を迎えた。同年に6連1編成を追加製造し、本形式は6連7編成の陣容となった。現在は3220系と共に地下鉄直通列車を中心に京都線、橿原線、奈良線でも使用される。

 

KL01(3701)

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KL02(3702)

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KL03(3703)

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KL04(3704)

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KL05(3105)

KL05

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KL06

KL07(3707)

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最終更新:2022/6/10

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