9000系は、1983年に登場した奈良線用の一般型車両だが、現在は全車が名古屋線で活躍している。電算略号(編成番号)は奈良線時代はFE→現在はFW。
車体は同時期製造の8810系と同一であり、広幅21メートル級4扉で車内はロングシートである。主電動機は名古屋線用の1200系と同一品、制御方式は界磁チョッパ制御で制御器は8810系と同等品(1C4Mで使用するため相違はある)である。ブレーキは電磁直通ブレーキで回生ブレーキを常用している。
2001年から車体更新工事が実施され、転落防止幌・車椅子スペースの設置、化粧板の変更などが行われた。2003年からは1810系を置き換えるために全編成が方向転換を行い奈良線から名古屋線に転属、それに伴う改造を実施している。2006年から翌年にかけて5編成にワンマン化改造を実施した(施工編成は緑地)。
現在は富吉区に全8編成が所属している。名古屋線の急行の増結から準急・普通まで幅広く使用されるほか、ワンマン対応車は山田線~鳥羽線~志摩線のワンマン運転を行う普通にも充当される。
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