近鉄1400系|FTN trainseat.net

近鉄1400系

写真: FC01(1501)

今回ご紹介するのは大阪線で活躍する1400系です…と言ったところで形式を言われても写真を見ても分からない、という方が大勢いらっしゃるかと思います。1981年に登場した大阪線用の4連で、車体断面の変更で従来より角ばった形状に、また前面も大きく変更していますが、大阪線にあっては以後のVVVF車と異なり裾絞りが無い点が判別ポイントになるでしょうか。制御装置は界磁チョッパ式、電動車を中間に固めて1C8Mとしたので組替はできません。
投入線区と編成両数で形式を分けたのでグループの形式は沢山あるのですが、VVVF車の登場が比較的早かった近鉄では大半が少数派に終わってしまいました。本形式は4連4編成、しかも1編成だけ長距離運用に対応してトイレを付けていますが今回はトイレの無い編成をご紹介します。


140-車内全景

車内全景です。車体が大きく変更された割に車内は従来通り、目につく新登場のパーツも特に無いようです。構成も従来通りの4扉・ロングシート、ということは…

140-車端部1140-車端部2

車端部が2種類あるのもお馴染みの構成。左は窓1枚分の車端部、右は編成のほぼ中央にある窓2枚分の車端部です。制御装置の兼ね合いから編成を崩すことは出来ませんが、流石に以前のような両開き扉を採用することはありませんでした。なおトイレを設置する編成は伊勢方面の先頭車、左側写真のような窓1枚分の車端部の片側を潰して設置しています。

140-乗務員室仕切

乗務員室仕切りです。窓は3枚配置ですが天地寸法は側面の3分の2程度、着席しての前面展望はかなり厳しいです。初期の高性能通勤車から引き継いできた車端部の構成は本グループまで、以後の形式では乗務員室直後に座席は配されなくなりました。

140-床

床は茶系の単色。

140-天井

天井です。屋根肩形状が変更され、従来車に比べて直線的になっています。カバー付きの照明、空調吹き出し口、そしてラインデリアの位置も微妙に変更されています。

140-扉

扉です。車体更新時に窓を複層ガラスにしたほか、近年は扉の両脇に黄色いテープを貼って注意喚起を行っています。

140-窓

窓とカーテンです。側窓は一段下降式、カーテンは引き下ろし式でストッパーは中間と一番下の2か所です。

140-7人掛け

座席を見ていきましょう。まずは扉間の7人掛けですが、座席形状・袖仕切り形状とも新製冷房車で改められているためか大きな変更はありません。

140-3人掛け140-3人掛け優先

乗務員室の後ろと大半の車端部は3人掛け。優先席は灰色のモケットです。

140-6人掛け140-6人掛け優先

編成の丁度中央部となる2号車-3号車間の車端部は6人掛けです。

座席系

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